ロータスF1チームは2014年のドライバーラインナップを発表したが、投資者クワンタム・モータースポーツとの交渉が決裂したわけではなく、現在も取引完了に向けて努力がなされているという。
クワンタム・モータースポーツがロータスチームの株式35パーセントを取得するとの発表がなされ、チームの財政状態が安定するものと期待されたが、いまだに取引完了に至っていない。
ロータスは、財政的に保証されればニコ・ヒュルケンベルグを獲得したい意向であることを示していたが、先週、パストール・マルドナドおよびロメイン・グロージャンとの契約を発表した。
マルドナドとの契約により、クワンタムとの取引が失敗に終わったかのように思えるが、投資グループおよびチームの関係者はそれを否定、取引を完了させるための試みは順調に進んでいると述べている。今週、クワンタムとロータスのオーナー、ジニー・キャピタルの代表者が会合を持つということだ。
入金のトラブルがあったものの、実際に入金手続きがとられた後、多額であったために銀行の規定の面で問題が発生しただけであり、ロータス側はこのプロジェクトは実現すると確信しているという。
すでにマルドナドとの契約を結んだため、チームは当面は財政的な懸念がなく、時間をかけてクワンタムとの取引を進める余裕がある。