ロータスは14日、2013年シーズンの残り2戦を欠場するキミ・ライコネンの代役として、ヘイキ・コバライネンを起用することを正式に発表した。
今月10日、ライコネンは、古傷である背中の痛みを治すために今週手術を行うことを明らかにし、シーズン残り2戦のアメリカGPとブラジルGPには出場できなくなったと発表した。
そのため、現在メルセデスおよびフェラーリとコンストラクターズ選手権2位を争っているロータスは、重要なライコネンの後任ドライバーとして来季候補のニコ・ヒュルケンベルグや昨年引退したミハエル・シューマッハーなどにもアプローチするなどして慎重かつ早急に交渉を進めてきた。
そのなか、チームが重要視する経験豊富なドライバーとして、今季ケータハムのリザーブドライバーとして金曜フリー走行にも出走しているコバライネンが浮上。ハードルとなっていたケータハムとの契約問題もチーム間で友好的に話がまとまったという。
「2013年の最後の2戦のためにロータスに加わることは僕にとって素晴らしい機会だ」とコバライネンは語った。
「僕らは今年、E21が勝利し、表彰台を獲得できるマシンであることを見てきた。可能な限りベストな結果を出せるようハードにプッシュしたいと思っているよ」
「フル参戦できなかったシーズンのそれもかなり終盤において、いきなりマシンに乗るのは挑戦だよ。でも、僕はエンストンのチームをよく知っている。だから、最新の情報を得ることにも心配はしていないんだ」
「これは僕にとっての大きなチャンスだ。出走を可能にしてくれたトニー・フェルナンデスおよびケータハムF1チームに感謝したい」