グループ・ロータスは、クラウディオ・ベッロをロータスのディレクターオブモータースポーツに任命することを発表した。
ベッロは、過去にフェラーリ、マセラッティ、フィアット、アバルトなどに所属、最近ではスピードカーシリーズのオペレーションズレーシングディレクターを務めている。ロータスには2009年11月2日付けで加入し、グループ・ロータスのCEO、ダニー・バハールの直属の部下としてロータスのディレクターオブモータースポーツの役割を担う。
グループ・ロータスのCEOであるバハールは、ベッロの加入を歓迎し、以下のようなコメントを発表した。
「クラウディオがディレクターオブモータースポーツとして我が社に加わってくれることを喜ばしく思う。彼はスポーツカーブランドのモータースポーツ部門を立ち上げ、管理した実績を持つだけでなく、GTレースやラリーで選手権獲得という成果も挙げている。ロータスを世界トップレベルのモータースポーツに復帰させることを目指す中、彼の能力が大きく役立ってくれるはずだ」
新たなチャレンジを前にしたベッロは、次のように語った。
「ロータスはモータースポーツにおいて比類なき伝統を有している。それはF1においてだけではなく、我々はスポーツカーレーシング、サルーンカーレーシング、WRC、ル・マン、インディ500でも勝利を収めている。これほど多くの栄誉と選手権を様々なカテゴリーのモータースポーツにおいて勝ち取る力を持った自動車メーカーは全世界を見ても他にはない。ロータスがハイレベルのモータースポーツにおいて再び活動し、参戦して勝利を収めると共に、ロータスのスポーツカーと将来のレーシングカーにおいて共有される技術を披露することを楽しみにしている」
今年9月、2010年F1の13番目のチームとしてロータスF1が承認された。同チームは今月には初の風洞モデルをウェブ上で公開している。
