ロータスのチームプリンシパル、エリック・ブーリエは、キミ・ライコネンの離脱について苦い思いはなく、すでに来年のことを考えていると述べた。来季のドライバーラインナップについては発表を急いではいないが近いうちに決断したいと語っている。

 11日、フェラーリは、ライコネンと来季からの2年契約を結んだことを発表した。

 2012年にロータスでF1復帰を果たしたライコネンは、チームを非常に気に入っていると語っていたが、チームは彼が求める財政的な安定を保証することができなかったとみられている。

 ライコネンの離脱は残念だが、この2年間のチームの仕事に誇りを持っていると、ブーリエは語った。

「もちろん我々にとって残念なことだ。キミは我々のチームに加入して以来非常に素晴らしい活躍をしてきたのは確かだからね」
「同時に、エンストンは伝統的な力を証明した。彼に素晴らしいマシンを2台用意し、彼のF1復帰を成功させた。最初からウインウインの状況だった」

 ライコネンの離脱に苦い思いを感じているかと聞かれたブーリエは「全くそんなことはない」と答えた。
「2年前、彼と契約しようと決めた時、クレイジーだという声が多かった」
「でも結局どうなったか? 我々は素晴らしいレーサーと働くことができた。彼は27戦連続でチームにポイントをもたらし、2勝を挙げ、エンストンのモチベーションを高め、チームメイトとも非常にうまくやった」

「だが今後のことを考える時が来た。我々は今もミディアムサイズのチームであり、あるエリアにおいてはまだ他のトップチームと戦えるポジションではない。だが我々にはこれまで、シューマッハー、アロンソ、ライコネンを走らせた歴史がある。すぐに新しいチャンピオンがリストに加わるはずだ」

 すでに来年に向けて何人かと交渉を行っているが、決断は急いでいないとブーリエは語った。
 推測では、現在ザウバーで走るニコ・ヒュルケンベルグがライコネンの後任として有力視されている。

「今何人かと話をしており、近いうちに決定を下す。今、シートが残っているチームの中で我々は幸いにも最も魅力のあるチームという立場に立っている。そのため我々のチームと将来にとって何がベストなのかを確認してから発表するつもりであり、急いではいない」

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