2011年F1第5戦スペインGPの公式予選Q1は、メルセデスのミハエル・シューマッハーがトップタイムをマークした。ザウバーの小林可夢偉は8番手でQ2に進んだ。
日曜の決勝グリッドを決める予選最初のQ1は20分。現地カタルニア・サーキットの天候は午前に引き続き晴れで気温24度、路面温度は34度のドライコンディションとなった。
セッション序盤、まずはQ1突破を目指す下位チームを中心に各車のタイム計測がスタートするなか、上位勢はハードタイヤでアタックを開始。レッドブルのマーク・ウエーバーとセバスチャン・ベッテルはそれぞれ3周のアタックを行い、ウエーバーが1分23秒台のタイムでトップに立つ。
しかし、セッション終盤になると、フェラーリやメルセデス、ザウバー勢がソフトタイヤを投入し、レッドブル勢を上回るタイムをマーク。その結果、シューマッハー、ビタリー・ペトロフ、パストール・マルドナドがトップ3となり、フェラーリのフェルナンド・アロンソとフェリペ・マッサが4、5番手。同じくソフトタイヤを投入したザウバーの可夢偉も8番手タイムでQ1を突破を決めた。
一方、ウイリアムズのルーベンス・バリチェロはロータスのヘイキ・コバライネンにノックアウトされ、まさかの脱落。結果的にバリチェロはロータスのもう一台、ヤルノ・トゥルーリにも上回れるかたちとなった。
なお、直前のフリー走行でマシンが出火するトラブルに見舞われたルノーのニック・ハイドフェルドは修復が最後まで間に合わず、一度も走行することなくセッションを終えている。
