新ロータスF1レーシングチームのチームプリンシパルを務めるトニー・フェルナンデスが、将来ロータス・カーズが彼のチームの株式を取得することになるかもしれないと述べた。
現在のところ、彼のチームに関しては、1マレーシアF1チームが、1990年代序盤にロータスを取得したプロトンからの許諾を得て「ロータスF1レーシング」という名称で参戦を行うという認識がなされている。
「我々はロータスのオーナー、プロトンとライセンス契約を結んでおり、その関係は今後さらに強まっていくだろう」とフェルナンデスは、モナコで開催されたモータースポーツ・ビジネス・フォーラムにおいて、F1公式サイトに対してコメントしている。
「いずれロータスはチームの株式を取得するかもしれない。我々の側からロータスのクルマにどんどん技術が流れ込み、我々はロータスのブランドをより一層向上させる。いつかフェラーリのように機能するようになるのではないかと思う」
一方フェルナンデスは、彼のチームは、コリン・チャップマンが元々のロータスチームによって確立した名声に敬意を払っていくと述べた。
「我々が(昔のロータスチームの)遺産は自分たちのものであると主張することはできないし、その名声に絶対に傷をつけまいと決意している」
「我々はコリン・チャップマンをはじめとするロータスの人々が築き上げたものを守るため、諮問委員会を設置している」
「我々にはたくさんのアイデアがある。来年のマレーシアGPでグッドウッド・フェルティバルのようなイベントを開催し、ロータスの大勢のエンスージアストに彼らのクルマを持ち寄ってもらうことを検討している」
「ロータスという地位を祝福するやり方は山ほどある。その驚くべき歴史、そしてブランドが自分たちのものであるとの主張はできないが、それと共に働き、祝福し、敬意を払っていく」