22日にロード・アメリカでインディカーテストが行われ、伝統のレイアウトにドライバーたちは称賛の声を送っている。
ウィスコンシン州エルクハート・レイクに位置する伝統のコース、ロード・アメリカは1955年オープン当初からのレイアウトを今も維持している。2016年にインディカー開催が予定されており、オープンホイールレースの開催は2007年のチャンプカー以来となる。
8月末で2015シーズンが終了しオフシーズンを迎えているインディカーは、22日にロード・アメリカでテストが行った。このテストには、チーム・ペンスキーの4人とチップ・ガナッシのスコット・ディクソン、トニー・カナーン、レイホール・レターマン・ラニガンのグラハム・レイホール、CFHレーシングのジョセフ・ニューガーデン、そしてAJフォイトの佐藤琢磨も参加した。
過去にこのコースでレースを経験しているカナーンは、「最後にここ来たのは12年前かな。でも、ロード・アメリカはいつもぼくの好きなコースのリストに入っているよ。今日はここに戻ってきて盛り上がったよ。速くてとても長いすばらしいコースさ。楽しんでいたが12年走っていなかったからね。朝の最初の数周はとってもクールだった」
2007年に行われたチャンプカーのロード・アメリカでのレースでは2位を獲得したレイホールは、「当時がどのくらい速かったのか忘れてしまっただろうけど、これらのクルマでは、とてもクイックさ。今日はこれまで弱点だと思っていたストレートでのスリップストリームの速さに驚いたよ」とコメント。
2007年にポールポジションを獲得したセバスチャン・ブルデーのタイムは、1分41秒535だったが、今回のテストの非公式タイムではディクソンが1分43秒002をマークしている。
初走行の佐藤琢磨は、「今までのカレンダーの中にこんなコースはありませんでしたね。ダウンフォースの面では、僕たちが使うもっとも低いダウンフォースのひとつかもしれないけど、コースレイアウトが完全に違いますね。狭くてバンピーなクラシックトラックです」と印象を語っている。
ロード・アメリカでのインディカーテストは28日にも行われ、インディ500のプラクティス走行で負傷したジェームズ・ヒンチクリフも参加を予定している。