シトロエンのセバスチャン・ローブとイバン・ミューラーが、ハンガロリンクでC-エリーゼWTCCによる初の本格的なテストを行ったことがわかった。
2014年からWTCC世界ツーリングカー選手権にワークスチームを投入するシトロエンは、今年6月に参戦を表明して以降、フランスのバル・ドゥ・ビエンヌ・サーキットでテストを行ったほか、ポールリカールでもプロモーションを兼ねた走行を実施している。
しかし、今回のハンガロリンクでのテストは、2014年の開発プログラムにおいて最初の重要なテストと位置づけられており、来年からC-エリーゼWTCCをドライブするローブとミューラーも揃って参加した。
シトロエン・レーシング代表のイブ・マトンは、今テストの主な目的が多くの走行距離だと語っている。
「ドライバーはマシンにとても満足している。我々の施したセットアップへの反応についてもね」とマトン。
「だが、これはまさに第一歩にすぎない。初めてのちゃんとしたテストなんだ」
「我々がどのようにテストを組んでいるか詳細に話すことはできないが、目的は多くの走行距離を稼ぐことであり、マシンがどう動くかを確かめることだ」
「まだファインチューニングは施していない」
またマトンは、ミューラー加入の恩恵が非常に大きいとも語っている。
「イバンが加わった今、我々にはWTCCの経験をもたらすことのできるドライバーがおり、作業することができる。これは最も重要なことだ」