リチャード・ブランソンが、ヴァージン・グループのブラウンGPとのスポンサー契約を拡大する交渉をしていることを明らかにした。
ヴァージンは、今季開幕戦が行われたオーストラリアで元ホンダF1チームであるブラウンGPとのスポンサー契約を発表した。ブラウンGPはその後3勝を挙げ、現在ランキングトップに位置しているが、ライバルたちも激しい追い上げを見せており、何とかこれを突き放すには、資金が必要な状況だ。そんな中、バーレーンでブランソンが、契約拡大の可能性を示唆する発言を行った。
「他の人間と同様、現在我々は交渉を行っている」というブランソンの発言を、F1SAが伝えている。
「最終的に完全なブランド化を実行することになるかもしれないし、そうはならないかもしれない」
「誰かが馬鹿げた値段をつけてくるかもしれない。そうなれば、我々は潔く身を引くよ。現在我々は、自分たちに可能なオファーを行っている」
ブラウンGPとの現在のスポンサーシップ契約は、1グランプリあたり25万ドルという、1戦ごとの契約にすぎないが、2010年に向けて大規模な契約が交渉されていると見られている。タイトルスポンサー契約あるいは、ブラウンGPからヴァージンへと名称を完全に変える可能性もあり、チーム代表のロス・ブラウンは、複数年契約を強く望んでいるようだ。
