スーパーGT第2戦富士の決勝レースで優勝を飾った、PETRONAS TOM'S SC430の中嶋一貴、ジェームス・ロシターがレースについて語った。
GT500クラス優勝:PETRONAS TOM'S SC430
中嶋一貴
「一言で言うなら、完璧な週末が送れたということでしょうか。チームも最高のクルマを用意してくれて、タイヤも正しいものを選択することができました。この週末はずっと流れも良かったので、少しは楽にレースができるのかなと思っていたのですが、そういうわけでもなかったですし、最後までトップを守ってのレースをできたことは自分にとっても大きいと思います。スタートはミスすることなく、うまくいきました。前半は本当はもう少し差を広げたかったのですが、トラフィックなどもあって、思ったほどリードは広げられなかったですね。2回目のスティントについてはジェームスがリードを広げてくれて、トップでバトンを受けることができました。タイヤマネージメントについては少し余裕をもって走っていましたが、最後まで気を抜くことはできませんでしたね。次のセパンは僕たちのスポンサーであるペトロナスのホームでもありますし、ル・マンのテストとWECのレースの間になるので、身体は厳しくなると思いますが、それが今回のようにいい結果に結びつくといいと思っています」
ジェームス・ロシター
「とてもうれしいです。僕は素晴らしいチームで走るため、そして優勝するために日本に来ました。とても素晴らしいチームであるトムスと一緒に戦って、こうして優勝することができ、うれしく思っています。レクサス勢はみんないい走りを見せていたので、とても強いと感じていました。関谷監督、中嶋選手と優勝することができて、本当にうれしいです。僕のスティントの最初は少し難しかったです。ニュータイヤで出たので、特にアウトラップは慎重に走りました。全体的にフィーリングは良かったのですが、できるだけタイヤを温存して、ミスをしないで、バトンタッチしたいと思いながら走っていました。残り2ラップのところで、トラフィックに引っかかってしまい、38号車とのギャップが縮まってしまいましたが、ピットストップでチームがいい仕事をしてくれたので、リードを保つことができました。僕自身にとっても、しばらく優勝していなかったので、その点でもうれしいですね」