全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第3戦富士は午後のフリー走行2回目が行われ、アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)がトップタイムをマークした。2番手にはロイック・デュバル(DOCOMO DANDELION)、3番手は小暮卓史(NAKAJIMA)となった。
午前中に続き快晴の下迎えたフォーミュラ・ニッポン第3戦富士のフリー走行2回目。13時50分からの午後の走行はコースオープンとともにほぼ全車がコースイン。明日の決勝日にできるタイミングが無いためか、インラップでスタート練習をするマシンも。
他車からやや遅れて松田次生(KONDO)もピットを出て、漆黒のマシンのまま周回を重ねていったが、開始から9分というところのプリウスコーナーで、リヤからやや黒煙を吐いた直後にスピン。松田はマシンを止めてしまう。松田車はオフィシャルの助けもありなんとかピットに戻ることができた。
その直後、いったん多くのマシンがピットに戻り調整を済ませた後周回を重ねていくが、中盤まで上位を占めたのは小暮、石浦宏明(Team LeMans)、ロッテラーという面々。松田も再度コースインを果たし、周回を重ねた。
終盤、セッションが残りわずかとなったところで、多くのマシンがニュータイヤを投入。トップタイムが続々と塗りかえられていく。チェッカー間際には激しいアタックの応酬となるが、最終的にトップタイムをマークしたのはロッテラー。デュバルが続き、小暮が3番手となった。なお、小暮は自己ベストをマークした次の周にはプリウスコーナーでスピンを喫している。
午前中トップタイムの石浦は最終的に10番手となっているが、この石浦までの10台が1秒以内に入るという僅差の結果になっている。このセッションで富士での走行を終える松田は1分28秒282で13番手タイムだった。