2012年F1第3戦中国GPのフリー走行2回目は、メルセデスのミハエル・シューマッハーがトップタイムをマークした。ザウバーの小林可夢偉は7番手につけた。
雨まじりのFP1から2時間半を挟んで行われたフリー走行2回目は、朝に引き続き曇り空ながらも路面はほぼドライコンディションでセッションがスタート。各車とも序盤からミディアムタイヤで積極的に周回を重ね、まずは1回目トップのルイス・ハミルトンがトップタイムをマークする。
開始から30分が過ぎると、各車は徐々にソフトタイヤへとスイッチ。そのなか、ザウバーの可夢偉は一時3番手タイムをマークするなど午前中からの好調をキープ。その後、可夢偉は、コーナーで派手にスライドするシーンもあったが、うまく立て直してコースに留まると、セッション終盤も中団グループで最上位となる7番手のポジションをキープした。
可夢偉のチームメイトで前戦マレーシア2位と活躍したザウバーのもう一台、セルジオ・ペレスは、1.2kmのロングストレートエンドで他のマシン同様に何度かタイヤをロックさせてフラットスポットを作るなどやや苦戦を強いられ、最終的には11番手で初日の走行を終えることに。
そのなか、トップタイムをマークしたのは、メルセデスのシューマッハーで彼はストレート区間の長いセクター3に加えて、中高速コーナーのセクター2でも速さを見せている。
2番手はハミルトン、レッドブルのセバスチャン・ベッテルとマーク・ウエーバーが3、4番手で続き、ニコ・ロズベルグ、ジェンソン・バトン、可夢偉と続いた。
マルシャのティモ・グロックは、セッション半ばに1コーナーでコースアウトし、途中で走行を終えている。