2012年F1第14戦シンガポールGPの公式予選Q1は、ロータスのロメイン・グロージャンがトップタイムを記録した。ザウバーの小林可夢偉は18番手に沈みQ1敗退を喫した。
20分で争われる予選Q1は気温28度、路面温度30度というドライコンディションで現地時間21時にスタート。HRTのペドロ・デ・ラ・ロサはギヤボックス交換を行ったため、決勝で5グリッド降格することがすでに決定している。
セッションは、序盤にソフトタイヤを履いた上位勢がタイムシートの上位につけたものの、セッションが後半に入ると中団グループ以下のマシンがスーパーソフトにスイッチして大きくタイムをアップ。その結果、Q1トップにはロータスのグロージャンがつけ、2番手にフォース・インディアのポール・ディ・レスタ、キミ・ライコネンもスーパーソフトで3番手に入った。
ここまですべてのフリー走行でトップタイムをマークしているレッドブルのセバスチャン・ベッテルは、スーパーソフトを温存し4番手。同じくルイス・ハミルトンもソフトタイヤで5番手につけた。
一方、ザウバーの小林可夢偉は終盤にスーパーソフトでタイムアップを図ったが、ライバルほど大きくタイムを上げることができず。最後16番手までポジションを落とした可夢偉は、ピットインした直後にトロロッソの2台にノックアウトされ、18番手で予選を終えてしまった。