2012年F1第20戦ブラジルGPの公式予選Q1は、マクラーレンのルイス・ハミルトンがトップタイムを記録した。ザウバーの小林可夢偉は14番手でQ2に進んだ。
予選ファーストセッションのQ1は全24台がタイムアタックを行い、上位17台がセカンドラウンドのQ2に進む。セッションは20分。現地インテルラゴスの天候はスタートの30分前に降った雨の影響で路面はセミウエット。気温23度、路面温度はFP3からさらに下がって25度を記録した。
降雨こそないものの、ドライとウエットが混在するダンプ状態で始まったQ1セッションは、ザウバーやフォース・インディアといった中団グループのマシンも序盤からコースイン。対するレッドブルやフェラーリ、マクラーレンといった上位勢は残り10分からコースに向かい、ハードタイヤでセッション終了まで走り続ける作戦をとった。
トップタイムは、マクラーレンのハミルトンが記録。セッション途中からミディアムタイヤを履いたブルーノ・セナが2番手で続き、ジェンソン・バトンが3番手となった。レッドブルのセバスチャン・ベッテルは5番手。フェラーリのフェルナンド・アロンソは10番手となった。
Q2進出をかけた争いでは、セッション終盤にHRTのペドロ・デ・ラ・ロサと接触したロメイン・グロージャンがまさかのノックアウトを喫した。接触でフロントウイングを失ったグロージャンは、すぐにピットインしてラストアタックをかけたものの、冷えたタイヤでタイムは伸びず。最後はパストール・マルドナド、ダニエル・リカルドに立て続けにノックアウトされ、下位の3チームとともに早々と姿を消した。
ミディアムタイヤを履いたザウバー勢はセルジオ・ペレスが8番手、小林可夢偉14番手でそれぞれQ2に駒を進めた。