2012年F1第20戦ブラジルGPの公式予選Q2は、レッドブルのセバスチャン・ベッテルがトップタイムを記録した。ザウバーの小林可夢偉は15番手に終わり、Q3進出はならなかった。
15分で争われる予選Q2は17台がアタックを行い、上位10台がポールポジションを争う最終セッションのQ3に進む。セッション開始時の天候は曇りで気温は24度、路面温度は32度を記録。路面コンディションは、幸い雨の影響を受けることなく次第に回復していった。
セッションでは、早々とコースインしたフェラーリ勢が序盤をハードタイヤで周回し、その後、後半にかけて合流してきたレッドブルやマクラーレンとともにミディアムタイヤでアタック。最後はほぼ全車がミディアムでタイムアップを図る展開となった。
そのなかトップタイムを記録したのはレッドブルのベッテルで、続いてマクラーレンのルイス・ハミルトンとジェンソン・バトンが2、3番手につけた。一方、ミディアムに履き替えたフェルナンド・アロンソとフェリペ・マッサはチェッカー間際に9、10番手までポジションを落とすが、2台を上回るマシンが現れず、なんとかQ3に駒を進めた。
終始ノックアウトゾーンで予選を進めた小林可夢偉はQ3進出をラストアタックにかけたものの、大幅なタイムアップを果たすことはできず、ザウバーでの最後の予選を15番手で終え、13番手のセルジオ・ペレスとともにQ2で敗退。F1ラストランのミハエル・シューマッハーも14番手に終わった。