全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第6戦スポーツランドSUGOで予選トップ3を獲得したドライバーが、今日の予選と明日の決勝について語った。
●伊沢拓也(DOCOMO DANDELION):予選ポールポジション
「昨日はコンディションが良くなかったので、あまり何もできなかったのですが、今日は朝からクルマがとても乗りやすくて、Q1とQ2ではロイック選手に少し負けていて、修正をしなければならなかったのですが、Q3ではクルマの状態も良くて、最後にトップタイムを出すことができました。最後は僕がクルマを信じて、行くだけだったので、それができた結果だと思います。チャンピオン争いという部分では、ギリギリ残っている状況ですが、明日の決勝で勝たないとその権利もなくなってしまうと思いますので、細かいことは気にせずに、最後まで出し切りたいと思います。開幕戦の時とは違って、今日は朝から手応えがあって、段階を踏んできてのポール獲得なので、満足できる形になったと思います。スタートが決まれば、いいところに行けるんじゃないかと思っています」
●塚越広大(DOCOMO DANDELION):予選2番手
「僕は、伊沢選手とは違って、朝のフリー走行からうまく行っていなくて、前半の30分で新しいことを試したのですが、それがあまり良くなかったので、後半は伊沢選手のいい部分を使って、走りました。その30分の差で最後まで詰めることができなかったのかなと思います。クルマのバランスはどんどん良くなっていったのですが、その分だけ行ききれなかったのがこのタイム差なのだと思います。最終コーナーにバンプする部分があって、68回最終コーナーを曲がっていくのがちょっと怖いですが、伊沢選手とのトップ争いになると思うので、負けないように頑張りたいです。集中力を最後までキープしたいですね」
●松田次生(TEAM IMPUL):予選3番手
「昨日の走行では新しいことにトライしました。しかし、それがあまり機能しないということがわかったので、クルマをどうアジャストしていこうか、すごく迷ったのですが、Q1から車高などを細かくアジャストしながら走っていきました。Q2では少し攻め過ぎて、ハーフスピンになってしまい、ここで落ちたかなとも思ったのですが、ギリギリ残ることができ、そこからまたクルマをアジャストして、最後のアタックでは最終コーナーで飛んでもいいというくらいの気持ちで走ったら、コンマ3秒ぐらいタイムを上げられました。それがこの予選3位というポジションにつながったのだと思います。1位と2位のふたりのタイムは異次元ですね(笑)。地元レースとなる最終戦鈴鹿につなげるためにも、前回のレースで獲れなかった表彰台獲得を果たしたいです」
