WTCC世界ツーリングカー選手権第10ラウンドの鈴鹿に、ホンダ・レーシング・チームJASから参戦している伊沢拓也が金曜のテストセッションを振り返るとともに、レースウイークへの抱負を語った。

 伊沢は、昨年ポルトガルで初めてシビックを走らせ、今月始めにはツインリンクもてぎで事前テストも行い今回の鈴鹿に臨んでいる。彼は、午後からのテストセッションで多くの注目を集めるなか、初のWTCC走行で17番手というタイムを記録することとなった。

 伊沢は夕方から開かれたホンダの記者会見で、前よりもクルマの大きな進化を感じることはできたが、実際の走行ではイメージ通りの感覚で走ることができなかったと述べ、レースを楽しみにしているファンのためにも明日からは挽回したいと語った。

「僕はFF車でのレース経験がそれほどなくて、過去にスーパー耐久や十勝24時間で戦っただけですが、そういうイメージで乗ったクルマとは非常に異なっていて、一言で言えば“クセのあるクルマ”に感じていました。ただ、それは開発段階のクルマで、先日ツインリンクもてぎでテストさせてもらったときはそこから非常にエンジン、シャシーともに進化を遂げていて、非常に乗りやすいクルマになっているように感じました」

「そこで自分としては手応えがあったんですが、今回走り始めるとやっぱり少しうまくいかないところがありました。原因は、クルマのバランスでなぜそうなっているのかを見つけることはできました。なので今週末はクルマと自分のドライビングを合わせて、やはり出るからにはここにいる(ホンダの)3人も含めて、外人に負けないように戦いたいと思っています」

「ホンダと(本田技術)研究所の期待をすごく感じています。今の状態のままでは終われないです。今年、どれだけお客さんが来られるかは分かりませんが、日本のファンのみなさんにこのレースが“面白い”と思ってもらえるような戦いを明日からガンガンしていきたいと思っています」

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