先週、イタリアのアドリアで行われたAUTO GPのプレシーズンテストで、ユーロノバ・レーシングの佐藤公哉がトップタイムをマークした。
今回のテストは、事前に予定されていたモンツァテストが雪の影響によってキャンセルとなり、アドリアに場所を移して行われることになったもの。参加したのは、佐藤が所属するユーロノバ・レーシングとMLR71レーシング・チームの2チームだけだった。
ユーロノバは、今回のテストにチームのレギュラードライバーを務める佐藤とともに、昨年オフの合同テストにも参加した黒田吉隆を起用。日本人ふたりがマシンをシェアするかたちで150周を重ね、そのなか佐藤が4人中のトップタイムとなる1分8秒0を記録した。
黒田はフレッシュタイヤで走る機会がなく、佐藤から約1秒落ちのタイムとなっている。
MLR71はジャコモ・リッチが2番手タイムを記録。一方、イタリアF3ドライバーのリカルド・アゴスティーニとGP2ルーキーのダニエル・デ・ヨングを走らせる予定だったMP Motorsportは、寒いコンディションのためにテストをキャンセルしている。
2013年のAUTO GPは、3月24日にモンツァで開幕する。