グループ・ロータスは、IRLインディカー・シリーズに参戦するKVレーシングテクノロジーとパートナーシップを結び、IRL第2戦セントピーターズバーグから佐藤琢磨のマシンにブリティッシュグリーンとイエローのロータスカラーが施されると発表した。
F1ではロータス・レーシング入りが叶わなかった琢磨だが、新天地として選んだインディで、伝統のロータスカラーを纏って戦うことになった。かつてロータスはジム・クラークのドライブでインディ500を制すなど、アメリカン・モータースポーツでも活躍したが、今回KVレーシングとパートナーシップを結ぶことで、ロータスのインディ復帰が成し遂げられるとしている。
「レースで戦うことは、いつもロータスの意義のひとつだった。モータースポーツの世界で、ロータスの革新的技術が新たな歴史を作ってきた」と語るのはグループ・ロータスのCEO、ダニ・バハール。
「我々はF1の世界にも戻ったが、インディカーの世界でも再び革新を起こすことにした。世界の二大トップフォーミュラで争うロータスの名に、世界中のファンが興奮するだろう」
琢磨のカーナンバー5のマシンには、F1同様ブリティッシュグリーンにイエローのストライプが第2戦から施される。また、サイドポンツーンにはオールドファンにはたまらない、『LOTUS-COSWORTH』の文字が施される。
琢磨はこのニュースに、「これはすべての人にとって素晴らしいニュースです。ロータスドライバーになれることに興奮していますし、新たなプロジェクトが成功することを楽しみにいています」と語っている。