バーバー・モータスポーツパークで行われているIZODインディカー・シリーズの公式テストに登場したロータスKVレーシングの佐藤琢磨。INDYCAR公式サイトの取材に対し日本を心配するコメントを残している。
「最も悲しいのは、家族や友達を失った人たちがいるということです。この出来事は本当に困難なこと。私の心と頭は常に日本を思っています。仕事のためにここにいるし、この数日トラック上では100%テストに専念します。でも、日本は深刻に悪い状態なんです。この震災を見て、学ぶことは難しい。自然災害を経験してきた人々にとって恐怖なんです。日本では地震はよくあるが、これは今までにないくらい……」とコメント。さらに世界中から温かいメッセージを受け取ったと語る。
「日本で起こったことに人々が関心を持っていることを感謝しています。被災をした人たちが元気になり、早く普通の生活に戻れることを願っています」と琢磨。
インディカー・シリーズ2シーズン目に対して質問が及ぶと、「去シーズンは、すべてがはじめてだった。今年はもっとナチュラルに感じられるし、今まで以上に技術的面で貢献できますよ。去年、シーズン前にここは唯一テストできた場所です。なのでレースでは非常に競争力があったと思う。4月10日にこのサーキットでレースが行われるので、今週ここでテストを行うことはとても重要です。8月のロードコースでのレースから半年経っていますが、開幕戦までにクルマをセッティングできることを期待しています」と語った。