今季IZODインディカー・シリーズで2年目のシーズンを送っている佐藤琢磨の父・和利さんが15日亡くなった。琢磨は和利さんの最期を看取ってから先週末に行われたミルウォーキー戦に臨み、レースを8位で完走している。
和利さんは15日に逝去され、遺族の願いもあり訃報の告知は控えられていたが、22日に告別式が行われることとなった。
琢磨は報道関係者向けに、「父の葬儀の際には御多用中にも関わらず御会葬と御丁重な御厚志を賜り、誠にありがとうございました。父は二年前の食道癌の発病以来、長く闘病生活を続け入退院を繰り返していましたが、過去半年の間は病床からレースの応援を続けてくれました」とコメントを残している。
「私がF1ドライバーになる夢を志して以来、父は常にレースに対する最大の理解者でありました。そして多くのファン、スポンサー、レース関係の皆様と共に、私のレースをいつも応援してくれた父が、病に倒れてしまったことは本当に残念でなりません。私がレースを続けることが父の遺志であると信じ、これからもレースに出場を続け、天国に旅立った父に良い報告が出来るよう精一杯走り続けたいと思います」