F1デビュー2戦目となったアブダビGP決勝で初ポイントを獲得したトヨタの小林可夢偉は自身のレースを振り返り、「少し驚いている」と語った。
12番グリッドからスタートを切った可夢偉は、オープニングラップでひとつポジションを上げると1回ストップ作戦で重い燃料を積みながらも順調にラップを重ね徐々に順位をアップ。ワールドチャンピオンのジェンソン・バトンをクリーンなバトルの末にオーバーテイクするなど随所で光る走りを見せた。
レースを終えた可夢偉は次のように語っている。
「本当に良いレースだった。スタートでライコネンを抜いたが、最初のスティントで彼の後ろを走っていたらトップ6入りは難しかったので、この追い抜きが結局は重要だった。今日は、ポイント獲得が目標だったが、6位入賞には少し驚いている。素晴らしい結果であり、大変満足している」
またチームメイトのヤルノ・トゥルーリも「可夢偉の走行は素晴らしく、彼はこの結果に値するドライバーだ」と可夢偉を賞賛。山科忠チーム代表も「素晴らしい仕事をしてくれ、我々は彼を大変誇りに思う」と語っている。