全日本F3選手権第10戦は3日、ツインリンクもてぎで14周の決勝レースが行われ、中山雄一(PETRONAS TOM'S F312)が今季8勝目をマーク。タイトル獲得に王手をかけた。

 かなり雲が増えたものの、陽が差す中で迎えた全日本F3第10戦のスタート。ポールポジションの中山がスタートを決める一方、2番手スタートの野尻智紀(TODA FIGHTEX)がやや遅れ、千代勝正(B-MAX・F312)が2番手に浮上。野尻、勝田貴元と続いていく。

 各所で競り合いが見られる中で迎えた2周目、90度コーナーの進入で、Nクラスのナニン・インドラ-パユーング(PTT SPIRIT F307)が姿勢を乱し小河諒(Le Beausset F308)と接触。小河がスピンしたところに小泉洋史(Net Move Hanashima Racing)が避けきれずに接触。バリアにクラッシュしコース上にストップしてしまったため、セーフティカーが導入された。

 セーフティカーは6周目に解除され、中山がリードをキープするも、千代がピタリとマーク。SC明けはしばらく、上位4台によるバトルが展開されていく。しかし9周目、なんと4番手を走っていた勝田がスローダウン! 勝田は再びレーシングスピードに戻るものの、6番手にポジションを落としてしまった。

 トップの中山は、千代との差を少しずつ築くと最後には4秒差をつけ優勝。2位は千代、3位は野尻という結果となった。これで中山はファステストラップ、ポールポジションとともに12点を加算。110ポイントとし、勝田は1ポイント加算で66ポイントに。明日の第11戦で中山が4位に入れば、チャンピオン決定という計算となる。

 なお、今回の結果によりチーム部門はPETRONAS TOM'Sが、エンジンチューナー部門はトムスがタイトルを決めている。

 Nクラスは、接触したパユーングが再び高星を追っていたものの、接触の影響でドライビングスルーペナルティを科されてしまう。これで2位にはDRAGON(B-MAX・F306)が、3位には湯澤翔平(Nova with IMM F306)が浮上した。

 パユーングは再び湯澤、DRAGONを追うが、ファイナルラップの90度立ち上がりでポールに接触。マシンを破損し、クラス4位でレースを終えた。Nクラスは高星がチャンピオンにリーチ。あと3点差をつければタイトルを獲得できる。

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