全日本F3選手権第14戦は19日、富士スピードウェイで21周の決勝レースが行われ、千代勝正(B-MAX・F312)が嬉しい初勝利を飾った。
WECの予選直後、F3のスタート直前に小雨が舞い始めた富士スピードウェイで、14時50分にフォーメーションラップがスタートした全日本F3第14戦の公式予選。迎えたスタートでは、千代勝正(B-MAX・F312)がスタートを決め1コーナーをトップで通過。勝田貴元(PETRONAS TOM'S F312)、松下信治(HFDP RACING F312)、野尻智紀(TODA FIGHTEX)と続く。
先頭の千代がリードを築く一方、3番手の松下と野尻の戦いは激化。野尻は2周目の1コーナーで松下をかわし3番手に。しかし、野尻は中盤に向けてペースが伸びず、少しずつポジションを落としていってしまう。これで再び3番手には松下が浮上し、勢いに乗る松下は、オーバーランした勝田もかわし2番手に浮上した。
一方、トップを走る千代は小雨の影響も受けず21周を走りきり、トップでチェッカー! Nクラスではチャンピオン獲得経験もある千代だが、総合では全日本F3で初優勝。戸田エンジンにとっても嬉しい初勝利となった。
Nクラスは、ポールスタートの高星明誠(S Road NDDP F3)が失敗。追い上げを図ったが、クラス首位を走っていたナニン・インドラ-パユーング(PTT SPIRIT F307)をかわすことはできず。パユーングが優勝、高星が2位という結果となった。