全日本F3選手権の今季最終ラウンドは19日、富士スピードウェイで第14戦/第15戦の公式予選が行われ、第14戦は千代勝正(B-MAX・F312)が、第15戦は勝田貴元(PETRONAS TOM'S F312)がポールポジションを獲得した。
今回、WEC世界耐久選手権第6戦富士の併催イベントとして開催されている全日本F3の今季最終ラウンド。今回、F3マカオGPにも参戦する関口雄飛がB-MAXから参戦。今季チャンピオンの中山雄一(PETRONAS TOM'S F312)とともに、マカオGP用の1AG-FEエンジンを使用している。
しかし、今季王者の中山は体調不良となってしまい、残念ながらこのラウンドではリタイア届けが出されてしまった。そんな中、第14戦のポールポジションを獲得したのは千代勝正(B-MAX・F312)。勝田貴元(PETRONAS TOM'S F312)をおさえ今季初のポールを得た。
第14戦の3番手には松下信治(HFDP RACING F312)、4番手には野尻智紀(TODA FIGHTEX)が続いた。Nクラスは高星明誠(S Road NDDP F3)がクラスPPを獲得している。
10分間のインターバルを経てスタートした第15戦の公式予選。ここでも千代が2戦連続のポールポジションを獲得するかに思われたが、セッションの最後に勝田貴元(PETRONAS TOM'S F312)が逆転。今季2回目のポールポジションを獲得した。
3番手には清原章太(HFDP RACING F312)がつけ、4番手には野尻という結果となったが、このふたりは同タイム。Nクラスは再び高星がクラスPPを獲得している。