全日本F3選手権は23日、ツインリンクもてぎを舞台に第15戦決勝レースが行われ、福住仁嶺(HFDP RACING F312)が先日に続きポール・トゥ・ウイン。F3-Nでも小河諒(KeePer TOM'S F306)が2連勝を飾った。

 サーキット上空を薄暗い雲が覆うも、遠くには青空も見える日曜日午前のツインリンクもてぎ。迎えた決勝では、昨日シリーズ参戦初優勝を飾った福住が先日同様に危なげなくスタートを決めホールショット。山下健太(PETRONAS TOM'S F312)、高星明誠(B-MAX NDDP F3)と従え、上位陣に大きなポジション変動はないオープニングラップとなった。

 しかし、中位以下では6番グリッド関口雄飛(B-MAX RACING F312)と7番グリッドのルーカス・オルドネス(B-MAX NDDP F3)が90度コーナー後のセカンドアンダーブリッジ手前で接触。関口のマシンは右のフロントを破損してそのままピットへと戻り、リタイアとなってしまった。

 トップの福住は序盤からファステストをマークしながら、猛プッシュをかける。しかし、トップを追う山下と高星もペースは決して悪くなく1分46秒台から1分47秒台前半というタイムでトップとの差は2秒以上には広がらない。トップの福住も先日の決勝のように全開走行で引き離そうとするも、昨日のような独走展開には持ち込めないままレースは進行していった。

 レース終盤にはコース上の一部で雨が落ちてくるものの、路面を濡らすまでには至らず、ポールポジションスタートの福住が一度もトップを譲ることなく、もてぎ戦2連勝を飾った。2位には山下が入り、3位に高星と予選グリッドのままの表彰台となった。これでシリーズランキングはニック・キャシディ(PETRONAS TOM'S F314)がトップのまま最終戦のSUGOを迎えることとなるも、ランキング2位の山下との差は僅差のまま。まだまだ目が離せない展開だ。

 F3-Nでは、小河が昨日のスタートの失敗を取り消す好スタートを決めると、序盤からライバルを引き離すハイペースでレースを展開。2番手の三浦愛(EXEDY RACING F307)も1分50秒台前半のタイムを連続で刻むも、トップの小河はさらに1秒速いペースで走行しふたりの差はみるみると広がってしまった。

 また、後方ではオープニングラップで三浦勝(アルボルアルデアCMS306)の前に出たアレックス・ヤン(KRC Hanashima Racing)が最後までバトルを展開。4コーナーから5コーナー、ビクトリーコーナーからメインストレートと各所でバトルを繰り広げたが、ふたりのバトルはヤンに軍配が挙がった。

 トップチェッカーは小河が王者の貫録を見せる走りを披露し、三浦に30秒以上のマージンを築き独走優勝となった。2位には三浦、3位にDRAGONという第14戦と同じ顔触れの表彰台となった。

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