全日本F3選手権 第2戦 決勝上位ドライバーコメント

■優勝:高星 明誠
(B-MAX Racing Team with NDDP/Car.No22/B-MAX NDDP F312/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「昨日の反省を踏まえ、チームといろいろ考えてベストを尽くそうと挑みました。スタートが決まってトップで1コーナーを通過できて、前半のうちに逃げられたら、と思っていたんですが、それができず勝田選手にファステストラップを獲られたのは、ちょっと反省点です。前半にその勝田選手に抜かれてしまいましたが、すぐ抜き返さないともうチャンスはないと思って、1コーナーで刺しました。後半の勝田選手はペースが落ちてきて、僕の方が落ち幅が小さかったようで、最後は離すことができて、ちょっとマージンのある中で勝てて良かったと思います。まだ油断はできないし、特にトムスのふたりが速いので、油断せず驕らずにこれからも戦っていきたいと思っています。次のもてぎは得意ですし、鈴鹿以上に抜けないコースなので、予選を頑張っていけばまた勝てると思います」

■2位:勝田 貴元
(PETRONAS TEAM TOM'S/Car.No1/PETRONAS TOM'S F312/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「今週は流れをうまくつかめず、調子も良くない中で昨日、一昨日と夜もずっとセッティングの面、ドライビングの面、それと僕自身の精神面も含め、いろいろ考える時間があって。その結果、今日は少し調子をとり戻せたかなというのはありましたが、それでも思うようにいかない部分もありましたね。スタートで前に出ようとイメージしていたんですが、昨日ほどスタートが決められなくて、高星選手の後ろでまた1コーナーに進入することになってしまいました。序盤のペースは悪くなかったので、タイヤを傷めないよう食らいついてチャンスがあればいつでも、と思っていたところにスプーンで思いのほか近づいたところで、思い切ってシケインで刺すことができたんですが……。スリップストリームに入られたこともあって、1コーナーの進入までに完全に前に出られてしまいました。そのあたり、もっとシケインの立ち上がりなど考えなければいけなかったですね。次のもてぎはストップ&ゴーのコースで、昨年は調子が良かったので、いちから頭を切り替えて頑張ります」

■3位:山下 健太
(PETRONAS TEAM TOM'S/Car.No36/PETRONAS TOM'S F314/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「今日はポールポジションからのスタートでしたが、スタートが昨日より悪くて。4 番手になってしまい、ずっと松下選手の後ろを走っていたのですが、抜くのに手間取ってしまって、前の2 台に追いつくのが中盤になってしまいました。今後はスタートをうまくしないと……。ただ、タイヤの管理やレースペースには自信があって、問題ないと思うので、あとはスタートがうまくできるよう頑張りたいと思います。昨日は満足の行く結果でしたが、今日は3 位ということで、やはりあまり満足できていません。ただ、これからまだ10 数戦あるので、まだまだいいところに行きたいと思います」

■9位(N-1位):三浦 愛 F3-Nクラス
(EXEDY RACING TEAM/Car.No3/EXEDY RACING F307/TOYOTA TOM'S 3S-GE)
「昨日、自分がミスしたところを改善していこうと思って走りました。ただ、マシンのセッティングは大きく変えることなく、とにかく今までやってきたことを全部出し切れるように、自分自身が思い切り満足のいくような走りができるように行った結果、スタートも昨日と同様に決まり、トップに立つことができて……。その後も久保選手と小泉選手が着いたり離れたり、かなりプレッシャーも感じていたんですが、自分自身は安定した走りができてましたから、今日の優勝という結果にはすごく満足しています。自分としてはF3 デビューして初戦で3 位表彰台、2 戦目で優勝ということで、少し流れが良すぎるかなというところで、ちょっと怖いんですけど、まだまだこれから次に向けて、やることはたくさんありますし、この結果に満足せず、次も優勝目指して頑張りたいと思います。体力的に次のもてぎは厳しいとは思いますが、女性だからと思われたくないので、あと1か月ありますし、それまでにパワーアップできるように、今まで以上にトレーニングを重ねて、しっかり万全の状態で挑めるようにしたいと思います。チェッカーを受けてチームスタッフに向けてガッツポーズをしましたが、これは自分の中で今まで何度もイメージしてきた光景でした。これまで実行することがなかなかできなかったんですが、今日それを実行できて、本当にとにかく嬉しかったです。ずっと支えてくれた家族、スポンサー、戸田レーシングのチームの皆さんに、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」

■10 位(N-2位):久保 凛太郎 F3-Nクラス
(TOCHIGI Le Beausset Motorsports/Car.No62/CG ROBOT ル・ボーセF308/TOYOTA TOM'S
3S-GE)
「自分の中では昨日よりもスタート自体は悪くないと思ったのですが、動き始めたところで既に横に三浦選手がいて。そのまま前に行かれてしまい、自分では序盤で(マージンを作って)逃げ切れるようなレース展開を予想していたんですが、思った以上に抜けなかったのと、マシンのバランスが悪い部分があったので、それで遅れてしまうシーンが多々あり、自分のミスも多かったので、結局三浦選手に追いつくことが出来ませんでした。それは次に向けて反省するところだと思います。次のもてぎ大会の3 レースに向けてはもっとトレーニングを重ねて準備していこうと思います。去年スーパーFJ でチャンピオンを獲って、走り込んだコースでもあるので、バトルを仕掛けるところなど、まわりの人よりアドバンテージはあると思いますが、F3 になるとまた次元が変わってくると思いますので、しっかり準備していきたいと思います」

■11 位(N-3位):小泉 洋史 F3-Nクラス
(HANASHIMA RACING/Car.No6/Net Move Hanashima Racing/TOYOTA TOM'S 3S-GE)
「予選で失敗してしまい今日最後尾スタートだったことで、まずはスタートをきっちり決めないと話にならないなと思っていました。ところがグリッドに着いて信号が点いた時、エンジンをストールさせてしまって、慌てて。なんとかすぐエンジンがかかったものですから、一応間に合ってスタートできたんですが、ベストなスタートはできませんでしたね。最後尾スタートですから、とにかくプッシュするしかない。とにかくプッシュし続けて久保選手の真後ろまで着いて、何回か仕掛けさせてもらったんですが、抜くまでにはいたらなくて。で、最後、5〜6ラップはタイヤが厳しくなってしまって、ちょっと氷の上を走っているようなドライビングでしたね。去年も一昨年もそうでしたが、毎レース自分のベストを尽くして、どういうドライバーが出ていても、ポールポジションや優勝は狙っています。次のもてぎでも、自分のできるベストを尽くして頑張っていきたいと思います」

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