2012年F1第20戦ブラジルGPのフリー走行2回目はマクラーレンのルイス・ハミルトンがトップタイムをマークした。ザウバーの小林可夢偉は15番手につけた。
快晴のなか気温32度、路面温度48度のコンディションでスタートした14時(現地時間)からのフリー走行2回目。FP1で2013用のプロトタイヤに時間を割いた各チームは、午後のFP2から本格的にハードタイヤとミディアムタイヤで周回を重ね、それぞれのパフォーマンスを確認した。
開始から20分、まず最初にトップにつけたのはレッドブルのセバスチャン・ベッテルで、ジェンソン・バトンが2番手、3番手にはフェラーリのフェルナンド・アロンソが続いた。FP1トップのハミルトンは4番手スタート、5番手にはフェリペ・マッサがつけ、メルセデスのミハエル・シューマッハーと続いた。
セッションが中盤にさしかかると、ロータスやザウバー勢に続いてフェラーリなどの上位勢もタイヤをミディアムにスイッチ、その他のライバル勢も徐々に予選シミュレーションへと移行していった。ここで大きくタイムを伸ばしたのはマクラーレンのハミルトンで、FP2のトップタイムとなる1分14秒026をマーク。2番手につけたベッテルをコンマ2秒引き離した。フェラーリ勢はマッサがレッドブルに続く4番手につけ、アロンソは5番手。ベッテルとの差はコンマ3秒となった。
その後、各チームはセッション終盤にかけてロングランを実施。ここでは上位3チームがいずれも1分19秒台とほぼ同じようなペースで周回を重ね、3強に続いたメルセデス勢もまずまずのペースを披露した。
FP2の順位は、ハミルトン、ベッテル、マーク・ウエーバー、マッサ、アロンソの順。シューマッハーが6番手につけ、以下ニコ・ロズベルグ、バトン、ロメイン・グロージャン、ポール・ディ・レスタまでがトップ10となった。
タイヤのグリップ不足を訴えたキミ・ライコネンは12番手。ザウバー勢はセルジオ・ペレスが14番手、43周を重ねた可夢偉はペレスの後ろ15番手で初日を終えている。