レッドブルとフォース・インディアは、F1ドイツGP決勝のピットストップで危険なリリースを犯したとして、それぞれ罰金のペナルティを課された。
レッドブルは、マーク・ウエーバーの最初のピットストップで右リヤタイヤが完全に装着されていない状態でマシンを発進させてしまった。
この結果、ウエーバーは発進直後に右リヤタイヤを失い、さらに外れたタイヤがピットレーンを転がり、前方にいたFOMのカメラクルー、ポール・アレンの背中に直撃した。
アレンは意識があったものの、すぐにサーキットの医療センターに運ばれると、その後ヘリコプターで近くのコブレンツ病院に搬送された。なお、チームはこの行為で3万ユーロ(約390万円)の罰金を受けている。
また、ポール・ディ・レスタを発進させる際にピットに入ろうとしていたジャンーエリック・ベルニュの進路をふさぐかたちとなったフォース・インディアには、5000ユーロ(約50万円)の罰金が課された。