タイム抹消の可能性も指摘されていた小林可夢偉(ザウバー)に、一転して決勝2番手スタートの可能性が浮上している。
F1日本GPの予選Q3でザウバーの可夢偉は4番手タイムをマークし、3番手につけたジェンソン・バトンの5グリッド降格(ギヤボックス交換)によって、決勝の3番グリッドを手に入れた。
しかし、可夢偉は4番手タイムを出した周回の際に、キミ・ライコネンのコースオフによって黄旗が出ていたにも関わらず、4番手タイムをマークした。これが、黄旗区間での減速無視に抵触する可能性が浮上し、最悪、タイム抹消によってグリッド降格になる恐れが出ていた。
だがその後、レーススチュワードにポールシッターのセバスチャン・ベッテルが召喚されたとの情報が鈴鹿を駆け巡った。ベッテルにはアロンソへの進路妨害が指摘されているという。さらに、可夢偉についてはその他のドライバーとともにスチュワードからは召喚されていないことが分かっている。
もし、ベッテルに進路妨害によるグリッド降格ペナルティが下れば、可夢偉が最前列2番グリッドにつく可能性もある。