現在ドライバーズランキングで10位の小林可夢偉は、メルセデスのミハエル・シューマッハーより5ポイント多く、フェラーリのフェリペ・マッサより5ポイント少ない19ポイントを獲得している。可夢偉はふたりは不運だったと述べながらも、自分たちの今季のパフォーマンスを喜んでいる。

「もちろん素晴らしい状況だと思います」と可夢偉はF1公式サイトのインタビューにおいて答えた。
「でもこのふたりはここまでの間不運に見舞われてきたので、そういう面も考えた上でランキングを見るべきでしょう。それでも僕らが素晴らしい仕事をして大量にポイントを稼いできたことは事実です。しかも不運にもポイントをいくつか失った上での結果です」

 今季のザウバーC30はタイヤに優しく、他のチームと比べて少ないピットストップで走りきることができているが、その理由について可夢偉はこう説明した。
「タイヤが今年新しくなったのは皆同じです。でも僕らの場合、マシンがどうあるべきかについてかなり長い時間をかけて話し合いました。タイヤについてはまだ完全に理解したわけではありません。レースの週末のたびに新しい状況が訪れるのです。だから僕らは、タイヤが予想とは違っていた場合でも戦うことができ、いいパフォーマンスを発揮できるように、かなり自由度が高いマシンを作ることを心がけたのです。もし自由度がほとんどないマシンを作ってしまったら、そういった選択肢は得られなくなります。それは避けたかったんです。僕らのマシンデザインは他のマシンほどすごくはないかもしれませんが、とても自由度の高いマシンです。それがここまでのところとてもうまくいっているのです」

 カナダでも他よりピットストップを少なくして走ることができると思うかと聞かれた可夢偉は「そう願っています」と答えた。
「ここではスピードがとても重要です。ピットストップを少なくしても、パフォーマンスがよくなければ、大量にポイントを稼げないかもしれません。一番いい妥協点を見つける必要があります」

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