バーレーンでのシーズン前最後のF1合同テスト4日目最終日、小林可夢偉がケータハムCT05の走行を行った。
初日にはマシンの電気系、ルノーのパワーユニットのソフトウエアなどにトラブルが発生し、19周の走行にとどまった可夢偉。
しかし最終日の2日は、セッション終了1時間前にクラッチトラブルによりテストを切り上げ、最後に予定していたパフォーマンスランを行うことはできなかったものの、午前中から58周、一日の中で合計106周を走りこみ、1分38秒391で11位となった。
前日にはマーカス・エリクソンが117周を走っており、可夢偉はマシンの信頼性向上を感じながらテストを終えることができたと述べている。
「最後の1時間はクラッチの問題で、予定していたパフォーマンス走行はできませんでしたが、106周という走行距離でテストを締めくくれたのはよかったと思います」と可夢偉はケータハムおよび自身の公式サイトにおいてコメントした。。
「バーレーンテストの最後の二日間は非常に充実したテストになりましたし、このクルマの信頼性を示すことができました」
「最初のヘレステストだけでなく、ここバーレーンで行われた2回のテストでも、いくつものチームが問題を抱えているように、信頼性は開幕戦のオーストラリアGPはもちろんシーズン全体を通してこれまで以上に大切なものになりそうです」
「今日は非常に忙しい一日でした。午前中は短い周回数を重ねながらいくつかのセットアップを試していました。午後はロングランを行い燃費、エネルギー回生、タイヤの摩耗、そのほかにも様々なデータを得ることができましたし、これはレースで非常に大切なことです。そういう面でも走行モードによるクルマの挙動の変化の違いを知る機会があったのは大事でした」
「このあと僕はファクトリーに向かい、さらに数日シミュレーターでテストをして、オーストラリアに向かいます。個人的に再びF1でレースができることを楽しみにしていますし、テストの結果を見ても、2014年の開幕戦は非常に面白いスタートになると思います」