BMWザウバーの小林可夢偉は、トルコGPで今季初入賞を遂げ、この好調さを維持して、来週末のカナダGPから残りのシーズンを強力に戦っていきたいと語った。
可夢偉はトルコGPで10位入賞を果たし、チームに今季初ポイントをもたらした。
「モントリオールには1度しか行ったことがないんだ」と可夢偉。
「2008年のグランプリで、トヨタのリザーブドライバーとして出席した。その時は雰囲気を楽しむ時間があった。ある意味、メルボルンを思い出させるよ。皆大騒ぎして、週末を通して楽しんでいる。あの観客の前でレースをするのがすごく楽しみだ」
「トルコでなかなかいいレースができたから、僕らがこれからのシーズンで今までよりずっと強力な戦いができるようになってくることをとても期待している。それを実現するためには努力を続けていく必要があるね」
テクニカルディレクターのジェイムズ・キーも、トルコの好調さを維持したいと述べている。
「モントリオールサーキットはいろいろな意味で独特だ。今年初めてミディアムダウンフォースレベルで走ることになり、ラップタイムの最適化のためにドラッグを減らす」
「また、モントリオールではかなりヘビーブレーキングをするため、ブレーキウエアレベルと温度をしっかりとチェックしていかなければならない。同時にブレーキングの安定性とコーナー立ち上がりでのトラクションも重要だ」
「ストップ&ゴー・サーキットで、シケインの縁石も、セッティング上考慮する必要がある。さらにタイヤの磨耗とグリップレベルが通常とは異なり、マネージしづらいかもしれない。過去の経験には、グリップが非常に低く、セッションを経てもグリップレベルが向上しないことがあった。同時に、タイヤの磨耗がひどく、ラインを外れるとマーブルがたくさん転がっている。これはおそらく路面の影響だろう」
「しかしモントリオールサーキットではオーバーテイクのチャンスが多少あるので、エキサイティングなレースが期待できるだろう。イスタンブールの好調さをキープしたい」
