韓国GPで今シーズン7度目の入賞を果たした小林可夢偉は、ブロウンディフューザーを搭載しないザウバーのマシンがグリップに弱く、今回の結果が限界だったとの考えを示した。

 可夢偉は自身の公式サイトに掲載した韓国GPのレポートのなかで、序盤にインターミディエイトタイヤへ交換するという戦略は悪くはなかったが、クルマが全くグリップしなかったと語っている。

「19周目にセーフティカーが導入されたときにインターミディエイトに履き替えましたが、この戦略としては決して悪くはなかったと思います。ただ、僕たちのペースがなかなか上がらず、前のクルマに追いつけなかったというのが大きな問題でした。クルマがグリップしなくて、グリップしないからタイヤがもたなくなって最後の方は本当に厳しかったです」と可夢偉。

「トラクションが基本的になかったんですね。僕らのチームはディフューザーがブロウンディフューザーじゃない。こういうグリップしない路面でその差というのはかなり大きいんじゃないかなと思います。僕たちも手持ちの状態でどうやってグリップをさせればいいか、いろいろとやってみたんですけど、結果的にこの結果が限界だったと思います」

 また可夢偉は、エイドリアン・スーティルに接触された際に、パワステにダメージを受けていたことも明かしている。
「“普通、そんなところから来うへんやろう”ってところから来ましたから」と可夢偉。「パワーステアリングがちょっと壊れたみたいで、走るのにはそんなに大きな問題じゃなかったです。とにかく不幸中の幸いでしたね」

「最後は暗くなって見えなくなってきたから早くレースを終えてほしかったんですけど、結局きちんと最後まで走っちゃいましたね。コース上はみんなが想像しているよりも暗かった。最終的にはコース脇の白い白線も見えなくなってましたからきつかったです。とにかく生き残ったというレースでした」

※コメントは小林可夢偉公式サイト(http://www.kamui-kobayashi.com/)より引用

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