ザウバーの小林可夢偉は、次戦モナコGPで昨年の5位を上回る成績を残すと語った。

 先日のスペインGPは、油圧トラブルの影響から予選Q3を走れなかった可夢偉だが、9番手スタートの決勝ではコース上でジェンソン・バトンやニコ・ロズベルグをオーバーテイクし、見事自己最高位タイとなる5位でフィニッシュした。

 彼は、次のモナコのストリートコースで、チームがさらに上を目指すことができると確信している。
「僕らのマシンはスローコーナーの部分で向上しているから、昨年のモナコよりもいい感じで走れると思う」と可夢偉。
「2011年は5位だったので、今年の目標はそれより上位でフィニッシュすることだ」

「ただ、モナコは最高のマシンであっても、最後のコンマ1秒を削るのは結局ドライバーにかかっている」

 可夢偉は、これまでの5戦で5人のウイナーが誕生していることも今シーズンの特徴だと述べ、レースウイークを完璧な形で過ごすことができれば、ザウバーも好結果を残すことが可能だと考えている。
「僕らは5つのレースで5人の異なる勝者を見てきた。だから、今年はどんなことでも可能にできると言える」
「僕らには良いマシンと良い結果を出すためのチャンスがある」

「最終的な結果は常に多くの要因に依存するが、いい結果を残すためにはどんな些細なことでも正しく完璧にまとめることが必要だ。そして、それこそが僕の目指していることだ」

 可夢偉はスペインで伝えられたC31のアップデートに関し、次のような感想を述べている。
「望んでいたエリアで向上があったと思っている。マシンはコーナーで一層のバランスが保たれている。安定性についてはほぼ同じだが、それは常にトラックのコンディションに多くを左右されるからね」

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