2011年F1カナダGPの日曜決勝で、ザウバーの小林可夢偉は7位、ペドロ・デ・ラ・ロサは12位だった。
■ザウバーF1チーム
小林可夢偉 決勝7位
僕らがポイントを獲れたということが結局は一番大事なことだ。ウエットでのパフォーマンスがいいことを証明できた。でもコースが乾き始めると、僕にはポジションを守りきれるだけのペースがなかった。予選は13位だったのだから7位フィニッシュは悪くないけれど、長い赤旗中断の後、2番手でリスタートしたことを考えればこの結果は残念だ。もっといいポジションでマシンをフィニッシュさせようと頑張ったけれど、うまくいかなかった。
ペドロ・デ・ラ・ロサ 決勝12位
最初にFIAに感謝したい。あまりにも危険な状態になった時にレースを中断してくれたし、セーフティカー出動の判断も的確だった。赤旗の前には走るのが不可能な状態だった。何も見えず、どのギヤで走っていてもアクアプレーニングが起きた。17番グリッドからスタートして、セーフティカーの後ろを9番手で再スタートした。でもリスタートの直前にジェンソン(・バトン)と接触し、フロントウイングにダメージを受けてピットに入らなければならなかった。それにより大きく順位を落とし、僕のレースは台無しになった。その後、1速にスタックした際に、またいくつかポジションダウンした。さらにバックマーカーの処理でもロスした。全力でそこからリカバーしようとしたが、その時点ではもう入賞圏内には手が届かなかった。本当なら今日はもっといい結果が出せたはずだ。でもチームのピットの判断はとても素晴らしかったし、彼らに感謝している。本当に波乱のレースだった。急きょマシンに乗りこんだ人間にとっては特にね。ここでの週末のことは絶対に忘れることはないだろう。