小林可夢偉は、ザウバーのマシンは非常に優れており、週末を通してすべての要素をうまくやれれば勝つことも可能だと語った。
ドイツGPで可夢偉は自己最高位の4位を獲得したが、12番グリッドより上位からスタートできていれば、さらに上の結果が出せたと悔しがっている。
ハンガリーGPの木曜記者会見に出席した可夢偉は、ここ数戦の問題が解決しドイツGPの素晴らしい結果につながったのかと聞かれ、次のように答えた。
「大きな問題があったわけではない。基本的に僕らはどこに行っても速さを発揮しているからね。でも残念ながらパズルのいくつかのピースが足りず、週末の終わりのレースでパズルを完成させることができずにいた。僕らのマシンはとても優れていて、パフォーマンスがいい。あとはパズルを完成することができさえすればいいんだ。ペース自体については心配していない。ベストのマシンでないのは確かだけれど、いいポジションを争えることは間違いないよ」
「予選に問題を抱えているのですか? もっと上のグリッドからスタートできれば勝てるのではないですか?」との問いに対し、可夢偉は「そのとおりだ」と答えた。
「ホッケンハイムではドライでの走りにはとても自信を持っていた。でも残念ながらウエットでは、特に予選でインターミディエイトタイヤを履いたときには、タイヤに熱を入れるのに苦労した。大勢のドライバーたちが苦労していたと思うけど、僕らもそうだった。それが問題なんだ。もし予選がドライだったら、楽にQ3に進めて、その後のレースは全く違うものになっていただろう。そういう流れを実現しなければならない。でもこの2戦では予選がウエットで少し苦労した。ドライでのマシンはとてもいいけれど、ウエットではいい時もあるがよくない時もある。(それについての)はっきりした答えが何なのか、というのは難しい問題だ。ドライでのマシンがとても優れていることは証明済みだ。ファクトリーの皆はすごく頑張ってくれていて、マシンのパフォーマンスがすごくいいことも分かっている。だからマシン開発に携わっているスタッフ全員に感謝している」