KYGNUS SUNOCO Team LeMans
#7 ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
#8 Team KYGNUS SUNOCO SF14
2015年 SUPER FORMULAシリーズ
第1戦(鈴鹿サーキット)レースレポート
大会概要
2015年全日本選手権スーパーフォーミュラ シリーズ第1戦
大会名称
SUZUKA 2&4 RACE
開催日時
4月18日土曜日(予選) 4月19日日曜日(決勝)
開催サーキット
鈴鹿サーキット 国際レーシングコース(1周5.807km)住所:三重県鈴鹿市稲生町7992
同時開催レースカテゴリー
・2015MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第1戦(JSB1000/2輪)
・2015全日本フォーミュラ3選手権第1戦&第2戦
・2015N-ONE OWNER’S CUP第1戦
主催
4輪:グループ・オブ・スピードスポーツ(GSS)/鈴鹿モータースポーツクラブ(SMSC)/株式会社モビリティランド
2輪:一般財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)/株式会社モビリティランド
公認
4輪:国際自動車連盟(FIA)/一般社団法人日本自動車連盟(JAF)
2輪:国際モーターサイクリズム連盟(FIM)/一般財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)
認定
4輪:株式会社日本レースプロモーション(JRP)/日本フォーミュラスリー協会(JF3A)
後援
文部科学省/観光庁/三重県/鈴鹿市/鈴鹿F1日本グランプリ地域活性化協議会/一般社団法人鈴鹿市観光協会/鈴鹿商工会議所/東京中日スポーツ/中日スポーツ/中日新聞社
KYGNUS SUNOCO Team LeMans参戦体制
#7 ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
ドライバー:平川 亮
出身地:広島県
生年月日:1994年3月7日
体重:66kg
身長:177cm
血液型:RH+0
監督:土沼広芳
プロジェクトリーダー:藤井一三
チーフエンジニア:田中耕太郎
チーフメカニック:小倉啓悟
#8 Team KYGNUS SUNOCO SF14
ドライバー:小林可夢偉
出身地:兵庫県
生年月日:1986年9月13日
体重:63kg
身長:170cm
血液型:RH+AB
監督:土沼広芳
プロジェクトリーダー:藤井一三
チーフエンジニア:山田健二
チーフメカニック:森内誠二
レース情報
予選(4月18日)
天気:薄曇/コース状況:ドライ
気温:16.7度/湿度:52%(15時)
予選開始:13時50分
日本の、そしてアジアの最高峰カテゴリーであり、今やF1級のスピードをも誇る「全日本選手権スーパーフォーミュラ」。注目の2015年シリーズがついに開幕を迎えた。オープニングステージは今年も三重県・鈴鹿サーキットである。
昨年チーム部門ランキング2位に輝いたKYGNUS SUNOCO Team LeMansは、今年、F1表彰台獲得経験のある小林可夢偉の加入により、チーム在籍3年目の大器・平川亮との魅力溢れる新コンビ誕生となった。開幕前に鈴鹿と岡山で実施された合同テストでも、この実力と話題性を兼ね備えたコンビは多くのファンの声援を受けている。もちろんテスト内容も充実、大きな期待とともに、チームとして2年連続優勝がかかる開幕戦へと臨んだ(今季も強力なTOYOTA RI4Aエンジンを搭載)。
#7 ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
平川亮選手
予選結果:15位(予選Q1ベストタイム:1分39秒873)
予選日は薄曇の発表ながら、春らしい好天。予選方式は今年も3段階ノックアウトだが、ドライタイヤの使用セット数等についての細則が変更されるなど、昨年とは違う状況も含みつつの戦いとなる(参加19台)。予選Q1、シケインでロスがあったという平川は、Q2進出ラインに0.038秒という僅差で惜しくも敗退。決勝は15番手からのスタートとなった。
#8 Team KYGNUS SUNOCO SF14
小林可夢偉選手
予選結果:10位(予選Q2ベストタイム:1分39秒263)
初めてスーパ—フォーミュラの予選日に臨んだ小林は、朝のフリー走行で3番手と好発進。予選を前に「クルマのベースのバランスはつかめてきているので、あとは2輪が走った後の路面への対応など未知な部分がカギですね」と語っていた。しかし予選はサスペンションのトラブルを抱えての走行になってしまい、Q1は突破したものの、Q2で10位に甘んじた。
決勝(4月19日)
天気:曇り/コース状況:ドライ
気温:15.4度/湿度:64%(15時)
決勝フォーメーション開始:15時00分
決勝レース周回数:43周
#7 ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
平川亮選手
決勝結果:12位(所要時間:1時間15分16秒222、ベストラップ:1分42秒672)
決勝日の朝は小雨で、フリー走行時の路面はウエット。しかし決勝開始時には曇り、路面ドライへと状況が転じていく。15番グリッド発進の平川のスタートは「あまり良くなくて、前も詰まったりして位置取りがうまくいきませんでした」という状況であり、オープニングラップはグリッドポジションと同じ15番手で終えることとなった。ただ、予選11位の10号車がマシントラブルで出走できなかったため、実質的にはひとつ順位を落としたかたちになる。
レース中、各車1回の給油のためのピットインが予想されていたが、平川はそのタイミングを後半まで引っ張った。先行車が先にピットインして前が開くと、平川は良好なラップタイムで走れるようになる。そして32周目にピットへ。ここでタイヤ無交換で停止時間を短縮する戦略が採られたが、エンジンストールがあり、大きなロスを喫してしまった。
展開が落ち着いた終盤、平川の順位は14位。最終周に2台がストップしたことで、12位に上がって今季初戦を終えた。
#8 Team KYGNUS SUNOCO SF14
小林可夢偉選手
決勝結果:9位(所要時間:1時間14分57秒804、ベストラップ:1分42秒498)
10番グリッドからのダッシュ自体は良かった小林だが、目の前、8番グリッドの39号車のスタートが良くなく、それをかわすなどしているうちにポジションを失ってしまった。1周目のコントロールライン通過は12番手。
中団の混戦を抜け出す戦略として、小林に関しては燃費的に最も早いタイミングでの給油&タイヤ交換がほぼ決め打ちとなっており、9周終了時点へピットへ。クルーは適確な作業で小林をコースへと送り返す。しかし、ピットイン以前は後ろを走っていた20号車が翌10周目にピットインし、タイヤ無交換作戦に出た。ここで20号車が先行することに。
小林は18周目に20号車を攻略し、ペースアップを図っていく。そして全車のピット作業が終わった35周目時点で、小林の順位は10位へと上昇。だが、早い時期のタイヤ交換だっただけに、さすがに終盤、タイヤが新しい40号車の攻撃は防げずに11位へと後退する。最終周の2台脱落で9位に上がるも、ポイント獲得にはあとひとつ及ばなかった。
平川亮選手のコメント
レース序盤はパレードラップのような状態でどうにもなりませんでしたが、前走車がピットインしていったあとは、いいペースで走れたと思います。ピットインした後も、タイヤ無交換作戦のわりにはペースはわるくなかったと思うので、次の岡山に向けていいデータが取れたとも考えています。岡山は地元広島に近いコースですし、先日のSUPER GTでは優勝もした好きなコース。新たに担当していただいている田中耕太郎エンジニアとの共同作業も次はもっとうまくいくと思いますので、岡山では土曜朝の走り出しからいい順位にいられるように、そして予選で上位にいけるようにしたいです。
小林可夢偉選手のコメント
スタートの出足はすごく良かったんですが、前車の失速の影響をもろに受けてしまいました。鈴鹿で集団に埋もれてしまうと、タイム的にも僅差のレースなので、なかなか上がっていくことは難しいです。今回は初めてのレースということで、タイヤのライフや、まわりとの駆け引きなどに分からない部分もあるなか、ある意味では想定内ですけど、想定外のことも起きてしまった感じでした。ここで起きたことを理解して、改善すべきところは改善していかないといけませんね。岡山の方がいいデータもありますし、自信もありますので、次戦は要所要所でしっかりと結果を出していきたいと思います。
土沼監督のコメント
テストから勢いをつけて乗り込んだ開幕戦でしたが、予選ではがっかりな展開と結果になってしまいました。残念です。すごくレベルの高いレースなので、本当にちょっとしたことでポジションを大きく落としてしまうわけですし、やはりレースで勝つためには予選で2列目以内くらいを確保しておかないと難しい、ということなのだと思います。応援していただいているみなさんには申し訳ない開幕戦になってしまいましたが、担当エンジニアが代わった平川も、そして初めてのスーパーフォーミュラ実戦だった小林も、この経験を次につなげることができるようにしたいところです。岡山での我々は相当いいという感触もありますので、次戦にはぜひ期待してください。今季もご声援よろしくお願いいたします。
シリーズランキング
平川亮:—位/0ポイント
小林可夢偉:—位/0ポイント
チーム(#7+#8):—位/0ポイント
観客動員数
開催期間中 延べ入場者数 約51,000人
4月18日 土曜日(予選日、天気:薄曇)23,000人 4月19日 日曜日(決勝日、天気:小雨のち曇り)28,000人