ザウバーの小林可夢偉は、日本グランプリで好結果を残すことが自身のF1キャリアにとって非常に重要であると語っている。
土曜の予選で、決勝レースの3番グリッドを手に入れた可夢偉は、F1初となる表彰台フィニッシュを目指しており、そうした結果が来季のシートを維持するチャンスをより広げることになると理解している。
可夢偉は、日本グランプリでの好結果が自身の将来になくてはならないものなのかと聞かれ、次のように答えた。
「もちろん、それは来年に向けて非常に重要なことだが、僕自身は来年について全く心配していない」
「まさに今は目の前の仕事に集中しており、それと同様に表彰台も不可欠なものだと考えている。それは非常に重要なことだ」
それでも可夢偉は、リスクを冒してまで表彰台を狙うわけではないと言う。彼はできる限りの範囲で最高に集中すれば、おのずと結果はついてくると主張する。
「みんなは表彰台っていうけど、僕は明日、完璧な仕事をしようと思っている。そうすれば表彰台は十分可能性があると思っているよ」
「僕らのマシンは通常レースに強いので、予選ではそんなに強力じゃないだろう思っていた。おそらく予選は若干苦労するだろうと考えていた」
予選Q3の可夢偉はイエローフラッグ下でタイムを記録したため、そのタイムが有効かどうか疑問視されていたが、セクターベストを記録しなかったので問題にはならなかった。
「イエローフラッグを見たが、僕はDRSを使用しなかったし、KERSも使わなかった」と可夢偉。
「ほんの少し(アクセルを)戻したので、コンマ数秒は失ったと思うが、ペースはもう少し良かったと思う。安全なことは常に分かっていた」