2011年F1カナダGPの土曜予選で、ザウバーの小林可夢偉は13位、ペドロ・デ・ラ・ロサは17位だった。
■ザウバーF1チーム
小林可夢偉 予選13位
僕らにとって難しい週末だった。昨日クラッシュした後、チームは僕のためにスペアシャシーを作らなければならなかった。ここでの一番の問題は縁石を使って走ることだ。全体的にグリップが不足しており、このマシンで限界まで攻めるのはとてもトリッキーなんだ。でも今日はマシンバランスが少し向上した。最後のフライングラップではあとコンマ数秒速く走れたかもしれない。かなりプッシュしていて、セカンドセクターの中盤まではうまくいっていたが、リヤウイングを使うのに問題があり、シケイン前でマシンのコントロールを失いそうになった。レースペースはいいはずだから、明日はポイント獲得を目指して集中していく。
ペドロ・デ・ラ・ロサ 予選17位
僕にとって波乱の週末だ。昨日の朝にはレーシングカーに乗るなんてことは予想もしていなかったから、今朝は予選には多くの期待をしていなかった。これだけの短い時間の中でマシン自体や新しいボタンになじむのは簡単なことではない。今朝クラッシュしたのもよくなかった。マシンのコントロールを失い、マシンへの自信も少し失った。チームがなんとかマシンを直してくれてありがたいよ。彼らに感謝したい。乗るたびにマシンはよくなっている。予選の結果にはとても満足しているし、レースに向けて自信を感じている。ザウバーC30は予選より決勝の方がさらに強い。チームのためにポイントを獲りたい。そのために僕はここにいるんだ。
