アブダビでのピレリF1タイヤ合同テストが終了し、BMWザウバーの小林可夢偉は、2010年型マシンC29での最後の走行を終えた。
20日、ヤス・マリーナで午前中のテストを担当した可夢偉は、1分42秒110のタイムをマークした。
「今回新しいピレリタイヤでテストをすることができてよかった」と可夢偉。
「午前中にはマシンにテクニカルトラブルが発生したけれど、このタイヤでの経験をまた少し積むことができ、来年に向けてデータをさらに集められた」
「これがこのマシンでの最後の走行となった。C29にありがとうと言いたい! それからチームにも感謝したい。これからも彼らと仕事を続けていくのを楽しみにしている」
午後には2011年のチームメイト、セルジオ・ペレスが走行、1分42秒777のタイムを記録した。テクニカルディレクターのジェイムズ・キーによると、ふたりのドライバーはそれぞれの走行時にテクニカルトラブルに見舞われ、プログラムに影響が出たということだ。