09年までトヨタで戦い、今季からロータスへと移籍したヤルノ・トゥルーリは、仮にトヨタがF1撤退の決断をしなかった場合でも、チームを移籍するつもりだったようだ。そして、早い時期からザウバーとも交渉をし、話が進んでいたことを明らかにした。
トゥルーリは、BMWの撤退発表前にペーター・ザウバーと交渉したことを認め、「ペーター・ザウバーとコンタクトを取ったことは本当だ。とても興味深いことだった」とスイスのブリック紙に語っている。
「彼はこのサーカスの中ではユニークな存在だ。クリーンで正直なんだ。でも、BMWの後ろ盾がなくなった今は、チームは大変だと思う」
結局、トゥルーリは2010年より新規参入するロータスに加入、ザウバーには小林可夢偉が第1ドライバーとして所属、そのチームメイトにはペドロ・デ・ラ・ロサが収まることになった。