3日、FIAは、USF1とステファンGPが2010年F1に参戦しないことを明らかにするとともに、12チームから成る今季エントリーリストを発表した。ここにはBMWザウバーが正式に組み込まれ、小林可夢偉はカーナンバー23のマシンで今季F1を戦うことになった。
以前から参戦が危ぶまれていたUSF1チームはエントリーリストから外れ、今季参戦を目指して準備を進め、中嶋一貴とはすでに契約を結んでいたと見られるステファンGPのエントリーも承認されなかった。
この結果、2010年F1の参戦チームは、当初の13チームからひとつ減り、12チームとなった。
今回のエントリーリストでは、当初のUSF1の位置にBMWザウバーが組み込まれて正式に掲載され、22番がペドロ・デ・ラ・ロサ、23番が可夢偉となっている。チーム名には“BMW”が含まれたままだ。
昨年11月30日にFIAが発表したリストと異なっているのは、ブラウンGPからメルセデスGPに代わり、ミハエル・シューマッハーが3番に入り、ルノーにビタリー・ペトロフ、トロロッソにハイミ・アルグエルスアリ、ロータスにヤルノ・トゥルーリとヘイキ・コバライネン、ヴァージンにルーカス・ディ・グラッシが入った点。また、カンポス・メタ1はHRT F1チームに名称変更されたものの、ブルーノ・セナのチームメイトは空欄のまま。4日にチームの体制発表が行われるため、カーナンバー20番のドライバーもあわせて明らかにされるものと見られ、ようやく24人のエントリーリストが完成する見込みだ。