ザウバーの新ドライバーであり、フェラーリの若手ドライバープログラムのメンバーであるセルジオ・ペレスが、フェラーリのシミュレーターでデビューへの準備を行ったことを明かした。
今年ザウバーに加入し、小林可夢偉のチームメイトとしてF1にデビューするペレスは、昨年10月、フェラーリ・ドライバー・アカデミーのメンバーになったことが発表された。
ザウバーの新車C30が発表されたバレンシアで、フェラーリとの長期的な関係を聞かれたペレスは、「僕は今のことを考えなければならない。そして僕にとって今はザウバーだけだ」と語ったとロイターが報じている。
「F1で成長していくためにはザウバーでうまくやらなければならないと分かっている」
「将来何が起こるのかは分からない。もちろん夢はいつかフェラーリに乗ることだ。でもザウバーのようなチームで働けることを僕はとても誇りに思っている」
ペレスはフェラーリのエンジニアにアドバイスを求めたり、走ったことのないサーキットを経験するためにシミュレーターを使うことができるという。
「シミュレーターを使ってみたが、とても難しかった」とペレス。ステアリングのボタンの操作が特に難しかったという。
「慣れるのはとても大変だ。僕にとって初めての経験だからね」
「経験あるドライバーたちもボタンについて不満を言っている。なのに僕は初めてのシーズンなんだ。とてもトリッキーだと思う」