フリー走行後に可夢偉に話を聞こうとケータハムのモーターホームへ行くと、「Forever with Mai」、「Frontier Japan」、「We LOVE 麻衣」と書かれた例のリヤウイング翼端板があった。しかし、不思議だったのは、その写真を撮ろうとすると、チーム関係者が翼端板を半分、気泡緩衝材(いわゆるプチプチ)にくるんで、見せようとしなかったことだ。

 まさかチームに無断でこのスタッフが勝手にリヤウイングにステッカーを貼れるわけもなく、「We LOVE 麻衣」の謎は一層深まるばかりだった。

 さらに取材を進めていくと、いつかの新しい情報が入ってきた。それは、今回このスポンサーをしているのはある日本の会社で、その経営者の親族に可夢偉のファンがいて、仲介人を通じて新しいチームマネージメント側に「スポンサーをしたい」という話があったという。

 ただしその企業は匿名で、あくまで個人的なサポートいうことで、企業名が出ていないのである。さらに「麻衣」というのは、この会社経営者の身内の方で、大の可夢偉ファンだということ。つまり、「We LOVE 麻衣」の「WE」は会社経営者とその親族ではないかということだ。

 さらに興味深いのは、この企業や「麻衣」さんと可夢偉には接点がないということ。今後、これを機会に日本人同士、関係が深まることを期待するとともに、可夢偉の大ファンである「麻衣」さんの気持ちを無駄にしないよう、チームは預かったスポンサーマネーを来年のマシンの開発費ではなく、まず今年のマシンのアップデートに役立ててほしい。

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