今週末の9月3日〜4日に、鈴鹿サーキットで全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第5戦鈴鹿が行われるが、現在の気象情報では、最も予想の中央よりの進路を台風が進んだ場合、3日午前に近畿地方に上陸する恐れがある。
大型で強い台風12号(タラス)は、31日時点で日本の南の太平洋上にあり、現在ゆっくりと北上。気象庁によれば、フォーミュラ・ニッポン第5戦の予選日にあたる3日に近畿地方に上陸する予定だという。
鈴鹿サーキットによれば、台風によるイベントの開催などについては、サーキットとJRP、チーム、サポートレースなどとも協議を進めながら判断をする必要があり、「様子をみないとなんとも言えない」という。
過去に鈴鹿で行われたレースで台風が直撃したケースとしては、2004年に開催されたF1日本グランプリで、台風のため予選日がキャンセル。日曜日に予選、決勝が開催される極めて珍しいケースとなった。ただ、この時は佐藤琢磨の活躍から10万人近い来場者が予想されたことや、仮設スタンドが多く設置されていたこと、出店テントなども多かったことから金曜日の時点でキャンセルが決定していた。
もし開催の可否などが決する場合になった時は、鈴鹿サーキットホームページ(http://www.suzukacircuit.jp/)でアナウンスがあるようだ。