22日、2016年シーズンの到来を告げる第1回合同テストがスペインのバルセロナ・サーキットでスタートし、新規参戦のハースを加えた全11チームが今季初走行を行った。
早朝9時(現地時間)のテスト開始を前に、ルノー、フォース・インディア、トロロッソ、マノーの4チームが新車を初公開。すでに前日までに新車発表を終えているメルセデスAMGやフェラーリ、マクラーレン・ホンダ、ハースなども実車を初めて披露した。
ダンプ状態で始まったテストは、各車インターミディエイトタイヤで走行を始めたが、徐々にコンディションも回復し、早くもドライタイヤでの走行がスタート。セバスチャン・ベッテルがステアリングを握ったフェラーリはさっそく空力測定用のテストパーツを搭載するなど早くもテストプログラムを開始。また、ディフェンディングチャンピオンのメルセデスもルイス・ハミルトンのドライブで積極的に周回を重ねており、開始約3時間で45周以上を記録、タイムでもベッテルのフェラーリとともにライバルをリードしている。
注目のマクラーレン・ホンダは、開始早々に1周した後、小さなメカニカルトラブルに見舞われたが、その後は走行を再開。ジェンソン・バトンが15周を走り、トップから約2.5秒落ちのタイムを記録している。
テストは13時に一度ランチ休憩をはさみ、18時(日本時間26時)まで行われる予定となっている。