9月20日〜22日に鈴鹿サーキットで開催されるWTCC世界ツーリングカー選手権日本ラウンドに、今季スーパーGT300クラスやスーパー耐久で活躍する吉本大樹がスポット参戦することが決まった。

 吉本はGP2参戦などヨーロッパとのコネクションも深く、WTCCには2011年、12年と連続して参戦。セアト・レオンをドライブした実績をもつ。今季吉本はスーパーGT300クラスにラ・セーヌ ランボルギーニ GT3で、山内英輝とコンビを組み参戦している。

 そんな吉本は、今季もWTCCにスポット参戦するべくシートを模索していたが、スーパーGT300クラス車両が出場可能なアジアン・ル・マン富士と日程が重なっていたため、いったんは断念。しかし、13日になって急遽スポット参戦の話が再浮上してきたという。そのチームは、今季ミカエル・ニキェールを擁しシリーズ3勝、6度の表彰台を獲得してきたスウェーデンのニカ・レーシングだ。

 今季、ニカ・レーシングはニキェールとともにシボレー・クルーズ1.6Tでシリーズに参戦。ニキェールはランキング3位につけていた。しかし、ここへきてニキェールは資金面の問題で鈴鹿以降のラウンドの参戦を断念。そこで吉本にオファーが来たという訳だ。

「アジアン・ル・マン日本ラウンドと日程が被っていたことから、いったんはあきらめていた今季のWTCC日本ラウンドでしたが、開催1週間前に入って突然お話を頂きました」と自身のホームページで参戦を明らかにした吉本。

「しかも、待ち望んでいたシボレー・クルーズということもあり、限られた時間の中でどうにかして形にしたいと思い、様々な方に無謀とも言える相談をさせてもらった結果、大逆転でシートを確保することができました」

「このチャンスを与えてくれたニカ・レーシング、そして何より、たった2〜3日の交渉期間にそれを現実のものへとさせて下さったスポンサー各社様には心から感謝致します。苦しんだ過去2年間の屈辱をここで必ず晴らしてやろうと思っています。応援宜しくお願いいたします!」

 吉本は66号車のシボレー・クルーズをドライブすることになるが、ニキェールが示してきたとおり、マシンが整えば表彰台を争うポテンシャルを秘めたマシンだ。すでに参戦が決まっている伊沢拓也(ホンダ・シビック)、谷口行規(BMW320TC)とともに、活躍を大いに期待したいところだ。

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