日本国内外のさまざまなレースでエンジニアとして活躍、多くのチャンピオンを獲得してきた名レースエンジニア、加藤祐二さんが12日亡くなった。享年58だった。

 加藤さんは1955年2月23日生まれ。東京大学を中退後ヨーロッパに渡り、『トミーカイラ』ブランドの創設者として知られる解良喜久雄氏と知り合った。帰国後、解良氏率いる解良ガレージに入社。その後ガレージを譲り受け、『アストニッシュ』を設立。レーシングカーメンテナンスを請け負った。

 全日本F3000/フォーミュラ・ニッポン、全日本GT選手権/スーパーGTなど、国内を代表する多くのカテゴリーでエンジニアを務めた加藤さんは、1995年に鈴木利男と組みF3000タイトルを獲得したほか、スーパーアグリやTEAM IMPUL等でエンジニアを歴任。また、JGTCではニスモで活躍した後、2005年からセルモのエンジニアを担当。同年のチャンピオンを獲得し、エンジニアとして3連覇を飾るなど、多くのタイトルをチームにもたらした。

 現在日本で活躍する多くのエンジニアに影響を与えてきた加藤さんは、近年は癌のためサーキットに来られない時期もあった。しかし、昨年は手術を乗り越え元気な姿をサーキットに見せてくれていた。

 謹んで哀悼の意を表します。

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