ウイリアムズの新人ニコ・ヒュルケンベルグが成し遂げた快挙は、チームにとって100戦ぶりのポールポジションという嬉しい結果だった。
チームが最後にポールを獲得したのは、2005年にドイツのニュルブルクリンクで行われた第7戦ヨーロッパGPの予選だ。当時は、ラルフ・シューマッハーとジャン-パブロ・モントーヤの後を受けた現BMWザウバーのニック・ハイドフェルドとレッドブルのマーク・ウエーバーが所属しており、エンジンはBMWを搭載。予選ではハイドフェルドがポール、ウエーバーも3番手につけた。
それから数えて今回のブラジルはチームにとって実に100戦ぶりというポール。この結果にチームのエンジニアリングディレクターを務めるパトリック・ヘッドも、「チームにとって素晴らしい予選になった。特にニコと彼のエンジニアにとってもね」とコメントしている。
ウイリアムズは明日の決勝で、2004年の最終戦ブラジルGPでファン-パブロ・モントーヤが果たして以来の優勝を目指す。
なお、ルーキードライバーが参戦初年度にポールを獲得したのは、2007年(第6戦カナダGP)のルイス・ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)以来のこと。